「他のキャンパーとは被らないおしゃれなキャンプをしたい!」
「キャンプブームは終わった」と言われる昨今ですが、キャンプ場に行くとまだまだこだわりのギアでキャンプをされている人がたくさんいます。
わたしもその1人で、現在はアルミコンテナに大好きなギアを詰め込んで、月3回ほどキャンプをしています。
キャンプは楽しみ方が千差万別で、キャンパーの数だけあります。
そして、キャンプを重ねていくと「あの楽しみ方はどうなんだろう?」「このキャンプスタイルはどうなんだろう」と他のキャンプの楽しみ方に興味が湧いてきます。
気になる他のキャンプスタイルを楽しんでいると、突然原点回帰的に「あ、もともとのキャンプスタイルってやっぱり楽しいなぁ。」と戻ってきたりします。
さらに、自分のキャンプスタイルに他の楽しみ方をミックスしていくことも出来るので、キャンプの楽しさはいつまでも経っても終わることがない。
これを人は「キャンプ沼」と呼んだりします。
そこでわたしが最後に辿り着いたキャンプスタイルが「ボックスキャンプ」。
「収納×魅せる×ラク」を詰め込んだ最高のキャンプスタイルです。
今回は、わたしのキャンプ沼の終着点とも言えるキャンプスタイル「ボックスキャンプ」について徹底解説します。
ボックスキャンプの魅力
多種多様な「キャンプ沼」がありますが、なかでも最近爆増中の「アルミコンテナ」をメインにしたボックスキャンプについての魅力を解説します。
ボックスキャンプとは
ボックスキャンプとは、収納ボックスをさらに実用的にカスタムし、キャンプギアをおしゃれに魅せるキャンプスタイルです。
「ボックスキャンプ」と呼ばれるスタイルが、日本のキャンプシーンで流行したのは2022年頃から。
第一人者は「zibecamp」さんで、ご自身でカスタムされた収納ボックスがインスタで話題となり、多くのキャンパーさんに支持されている方です。
収納ボックスのカスタムと言えば、「トランクカーゴ」や「シェルコン」が一時期ブームでしたが、現在はアルミコンテナが主流になってきています。
「アルミコンテナ」が大流行している理由
おしゃれキャンパーさんだったら1つは持っているであろうアルミコンテナ。
「アルミコンテナとキャンプの相性が良いからボックスキャンプが生まれた」と言っても間違いないぐらい圧倒的な存在です。
なぜ最近こんなに人気なのでしょうか。
金属製のコンテナボックスはキャンプサイトでかなり映えます。
もともとアルミコンテナは軍や航空貨物輸送などに利用され、サビにくくスタッキングもしやすく、アウトドアユースにも適しているというワケです。
多少雑に扱っても、キズや汚れも時間と共に味わいに変わっていく経年変化を楽しめるのもアルミコンテナの楽しみ方の1つ。
収納ボックスの枠を超えた「圧倒的所有感」が流行の理由だと思います。
キャンプブームの果てにある「圧倒的所有感」
ボックスキャンプは時代と上手くマッチングしているスタイルだと考えています。
キャンプギアが市場で飽和状態になっている2024年のキャンプシーン。
大手キャンプメーカーが毎年たくさんの新商品を開発・発売していることに加え、ガレージブランドと呼ばれる中小規模ブランドが増えました。
「これはさすがにニッチすぎるだろ」と思うようなギアが簡単に、そして安く手に入るような市場にまで成熟しています。
そこで「人と違うキャンプをしたい勢」は、何を求めるのかというと圧倒的所有感、品質の高い道具ではないでしょうか。
例えば、車の自動ブレーキって今ではどのメーカーも当たり前のように搭載されており、今となったら機能はどのメーカーもほぼ変わりませんよね(私見ですが)。
では何を見て選ぶのか。
おそらく自動ブレーキを超える「新しい安全装置」の搭載だったり、「自動ブレーキの性能の向上(品質が高い)」で選ばれるんじゃないかなぁと思います。
話をキャンプに戻すと、多くのキャンプギアが簡単に買えてしまう現状だからこそ、
「特別なギアで人と違ったキャンプをする」というニーズが現在あり、アルミコンテナが流行している理由の1つとなっているはず。
「どのメーカーも同じようなギアばかりで飽きた…」というのが本音です。
ボックスキャンプは、所有欲が高いアルミコンテナをメインに使うので、わたしのような「人と違うキャンプをしたい勢」の方には超おすすめのスタイルなんです。
楽しみ方は無限大!ボックスカスタムの世界
カスタムと言われると「ドリルで穴あけて難しいことをするんじゃないの?」と思われがちですが、「100均アイテム+道具無し」でカスタムされている方もたくさんいます。
穴あけ加工するとできることは広がりますが、工夫次第でなんとでもなりますよ。
アルミコンテナはそもそもの存在感が強いので、少しカスタムしただけでも、他のキャンパーさんを「お!」と思わせてくれます。
あなただけのアルミコンテナを完成させましょう!
ボックスキャンプを取り入れる3つのメリット
ボックスキャンプには3つのメリットがあります。
持っていくギアを減らせる
アルミコンテナは、カスタム次第で「収納の拡張・テーブル化」が可能です。
正直、「アルミコンテナさえ持っていけばキャンプができる」という状態にまでできます。
忘れ物がないかドキドキしながらキャンプに行かなくていいのも助かってます。
自宅で使ってもインテリアに馴染みやすい
アルミコンテナはシンプルかつ高級感があるので、自宅で使ってもサマになります。
ベランダに置いて、ちょっとしたコーヒーテーブルにしても良し、見せるインテリア収納として、部屋使いにも良し。
普段でも使えるキャンプギアは飽きが来ないので、ボックスキャンプを抜きにしても、1つは持っておいて損はありませんよ。
一気におしゃれなサイトに印象を変える
アルミコンテナがあるだけでサイトが一気に引き締まります。
インテリアで言うとインダストリアル風な印象。
あえて工業製品を使ったワイルドな印象になりますよ。
ボックスキャンプの2つの弱点
「ボックスキャンプ」にはメリットばかりではありません。デメリットもあります。
初期投資が大きい
プラ製のハードコンテナに比べると、絶望的にコスパが悪いです。
ほぼ同じ容量のコンテナと比べてみます。
トランクカーゴ TC-50S | ソー ラージ トート53L | CHANODUG アルミコンテナ50L | |
---|---|---|---|
容量 | 50L | 53L | 50L |
本体重量 | 2.6kg | 2.7kg | 5.6kg |
耐荷重 | 100kg | 80kg | 40kg |
価格 | 3,980円 | 6,930円 | 18,800円 |
価格にかなりの差があります。
正直、コンテナとしての性能を比べても、プラ製ハードコンテナに軍配が上がります。
重い
トランクカーゴ TC-50S | ソー ラージ トート53L | CHANODUG アルミコンテナ50L | |
---|---|---|---|
容量 | 50L | 53L | 50L |
本体重量 | 2.6kg | 2.7kg | 5.6kg |
耐荷重 | 100kg | 80kg | 40kg |
価格 | 3,980円 | 6,930円 | 18,800円 |
「アルミ」という素材は、金属の中でも軽量の部類です。
とはいえ、プラ製ハードコンテナに比べると2倍ほど重くなります。
さらに、カスタムしてキャンプギアを詰めていくと…結構しんどいです。
重さが気になる人は、30Lクラスのアルミコンテナがおすすめです。1.0~1.5kgは軽くなります。
ボックスキャンプ参考事例
実際にわたしが使っているアルミコンテナおすすめの活用法をご紹介します。
アルミコンテナ×テーブル
アルミコンテナの蓋を開け、テーブル化するだけでもかなり雰囲気が変わります。
コーヒーを楽しんだり、調理台として使ったり、使い方はあなた次第。
テーブル天板の選び方については、以下で解説しています。
アルミコンテナ×多機能ハンガー
アルミコンテナの蓋横にアイアン棚受けを取り付けることで、キャンプギアを引っ掛けることができるカスタム。
何かと置き場所に困る長モノ(薪ハサミやトング)の置き場所として活用できます。
薪バサミって、意外と置き場所に困りませんか?
使いたいときに「どこに置いたっけ?」、なんてこともしばしば。
これは何気に重宝してます。
アルミコンテナ蓋横カスタムについては、以下で解説しています。
アルミコンテナ×ソフトクーラーのドッキング
アルミコンテナの蓋上にベルトを搭載し、クーラーバックなどを一緒に持ち運べるようにしています。
ドリンクや軽食を運ぶのに便利ですよ。
アルミコンテナ蓋上カスタムについては、以下で解説しています。
アルミコンテナ×サイドストレージ
アルミコンテナ本体横に、ヘリノックスのサイドストレージをドッキングしています。
カトラリーや小物類などの収納に便利です。
ミリタリーテイストなその見た目は、無骨なアルミコンテナとの組み合わせバツグンですよ。
初期費用は高めですが、所有感は120%
ハードルは高いですが、所有感は他のスタイルに比べると圧倒的に高いです。
いずれも、収納から調理まで全てが「アルミコンテナ」で完結するボックスキャンプ。
ぜひあなたもお気に入りのアルミコンテナをゲットして、一緒にキャンプを楽しみませんか。
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